英語から

今回は、お風呂の話。

She went through the bedroom into the bathroom.

イギリスの作家、Ken Follett の小説からです。

 

ある女性がお風呂に入るのに、寝室を通って行った、という描写です。

何てことない場面ですが、日本では考えられない行動ですね。お風呂に入るために、寝室を抜けていったのですから。

 

映画などでもう有名ですが、欧米では浴室はbathroomと呼ばれ、トイレや洗面と同じ部屋になります。

そして概ね、寝室に隣接していることが多いようです。少なくとも、日本のように廊下を経由して、独立しているということはあまりありません。 (続きを読むへ)

左の絵は中世の様子を描いた絵ですが、寝室の中で男性がお風呂に入り、食事もしています。

 

欧米の文化では、お風呂が個人の家の中にある場合は、沸かしたお湯を運んできて桶に入れ、一人ずつそこに浸かって身体を洗っていたようです。そのため、浴室が寝室などの近くに置かれるようになった様です。

日本では、大きな釜で湯を沸かしその湯を掛けて身体を洗うか、その蒸気で温まることが始まりだったので、単独で離れて作られていた訳です。

 

ですが最近は日本でも、お湯が簡単に満たせるので、すこしずつ西洋的な浴室になってきていますね。

でも、ザバーっとお湯を掛け、とっぷりとお湯に浸かる温泉気分は、西洋式お風呂では味わえないでしょう。