英語から

現代用語の居間という言葉の語源はわかりません。

何故なら、日本では家族が集まる場所は「茶の間」、来客用は「座敷」が一般的だったからです。

 

英語では、ご存じのLiving room が最も一般的で、広範囲に使われています。

Living room は家族室とも応接室とも言えますが、大きな家では、Family room の家族室と、Drawing room の応接室とが別々に置かれています。

古い小説には、Sitting room という家族室や、Parlor という応接間を意味する単語も、時々出てきます。

 

Japanese-style living room というと、茶の間です。ではJanese-style drawing roomは?

答えは座敷です。尤も、小説では見たことはありません。

 

Dining room は食堂ですが、茶の間は食堂でもあります。その意味では、Living roomとは違っています。

食堂も欧米では、Breakfast という家族用の食堂を、Dining room の来客用と分けている住宅もあります。

 

ややこしくなってきました。

要するに、欧米の生活習慣と日本の生活習慣は異なっているので、ピッタリ当てはまる言葉は無いと言えます。

それに、欧米だって、Dining room だけでLiving room の無い小さなアパートはたくさんあります。

 

そう考えると、茶の間っていうのは、かなりすばらしい日本語だと思いませんか?