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アーチャーの1717年の作品
アーチャーの1717年の作品

再び新聞の記事です。International Herald の記事から、イギリスの事情についてです。

The 18th-century red brick mansion is being brought back to life as a residential development. The grand building was designed in 1710 by Thomas Archer.

 

18世紀に作られた赤レンガ造りの邸宅が、アパートとして蘇りつつある。元の建物は1710年にトーマス アーチャーによって設計されたものである。という文章です。

 

1710年と言ったら、日本では江戸時代のど真ん中、徳川吉宗の時代。

西洋建築では、バロック建築全盛時で、ベルサイユ宮殿なんかが建てられた時代です。

 

すごいですね。そんな時代の建物が、アパートとして蘇るのですから、感激です。

 

実は、イギリスでは、築100年や200年の木造住宅が、中古住宅として普通に流通しています。もちろん、かなりボロボロの状態の物もあります。

ですが、それを時間を掛けて修復し、インテリアは最新の設備で満たして、住み続けています。

もちろん、時間もお金もかかります。ですが、それがイングランドの歴史に対する考え方だと言えます。

歴史ある物を、大切に伝承しようとする考え方なのでしょう。

 

日本の住宅寿命は、平均で35年程度。中古住宅の流通は20%以下です。

同じ木造住宅の文化なのに、考え方の違いに当惑させられます。

 

ただ、地震の有無は大きいかもしれません。東京駅前の丸ビルも、築90年弱で一部を保存しながらも建替えられました。かなり保存活動は激しかったのですが、やはり最後は耐震性能の壁も有ったようです。

 

地震、台風、洪水、落雷。この4つが揃っている日本は、やはり建築には厳しい環境だと言えるのでしょう。