家のスタイル

飛騨の民家
飛騨の民家

和風住宅、と言うと、数寄屋造りと同じくらい有名なものに、民家風、というのが上げられるでしょう。もしかしたら、むしろ、この民家風の方が、主流かもしれません。

写真のように、黒く変色した太い梁をむき出しにして見せ、家具調度も、濃いブラウン系の木製品でまとめると、簡単に民家風を表現できますし、安上がりでもあります。

 

この民家風と似ていて混同しやすいのが、民芸風、という表現です。

黒く太い梁や、濃いブラウン系の家具調度は同じですが、わらとか布とか、より民族的になっていきます。

 

民家風は伝統的ですが、民芸風は田舎風とでも言うか、英語で言えば、traditional とfolk の違いでしょう。

 

最近、古民家を現代流にリフォームして住んでいる人が、時々話に出てきます。そうした作業を、専門にしている大工さんや工務店もあるそうです。いろりのススで黒光りした太い柱や梁、格子戸や障子も再現し、漆喰の壁と天然木やたたみの床で仕上げると、正に民家風が再現されます。

古い材料が手に入らなくても、古色仕上げ、という独特の仕上げ方法で、古く見せる技法もあります。

 

少し重たいインテリアになりますが、外国人にとっても、Japanese style として好まれているスタイルです。

ただし、懲りすぎて徹底しすぎると、民芸風、よく言われる居酒屋風になってしまうので、注意が必要でしょう。

 

伝統とモダンが同居するあたりが、民家風を楽しむ秘訣かもしれません。