家のスタイル

東急ホームの住宅
東急ホームの住宅

和洋折衷ではありますが、地味に根強い人気なのが、このハーフティンバースタイルの住宅ではないでしょうか。

 

ハーフティンバーというのは、18世紀頃のヨーロッパで始まり、主に北ヨーロッパ全域で流行した建築様式です。

構造体の柱や梁、補強用の筋交などの間を、石や土、漆喰などで固めて作る、ヨーロッパ伝統の工法です。海外旅行で、ドイツやオランダ、イギリスなどに行かれた方は、一度は見ているのではないでしょうか。

 

日本へは20世紀に入ってから、主に大正時代の終わり頃に輸入され、日本古来の民家に見られた「真壁造り」という工法に似ている部分もあってか、和洋折衷の工法として素直に受入れられました。

以来100年間、大流行はしないまでも、地味に生き続けて、写真に見るように、主にハウスメーカーなどが住宅の形式の一つとして、提供しているようです。

 

個別設計をする建築家の作品にはあまり見られないようですが、店舗設計や喫茶店、レストランなどでは時々見かけます。

洋風ではあるのですが、どことなく、和風の雰囲気もあって、しかも少し古いイメージが重厚感や、落ち着きを感じさせています。バラの花などでガーデニングされた庭や、犬が遊ぶ光景などが浮かんできます。

 

現代では、見えている柱や梁は、多くの場合飾りで、外壁に薄くスライスされた材を貼り付けている事が多いようです。

ですが、地方の古民家を再生させた住宅では、本当の柱や梁が露出している建築もあり、やはり歴史と質感をヒシヒシと感じます。

 

昭和初期あたりの歴史を感じさせる建築として、生き続けて欲しいスタイルのひとつです。