家のスタイル

NHKで紹介された沖縄の民家
NHKで紹介された沖縄の民家

最近見かけなくなったけど、テレビのドラマやサザエさんのマンガなどに良く出てくる場面に、「縁側」という場所があります。

日本人なら、若い方でもイメージは沸いてくると思います。南側の陽当たりの良い場所で、庭に面していて、ガラス戸をいっぱいに開けると陽当たりの良い半屋外的スペースになる場所。おばあさんが、猫を膝に乗せて、日向ぼっこをする場所です。

 

英語では、最適な表現はありません。せいぜい。veranda やporch と言った所が近いでしょうが、日本人にとっては、全くイメージが違ってきます。

 

 

実はこの縁側は、写真の様に沖縄の古民家で多く見ることができます。また、近い姿が、東南アジア各地の伝統建築にも見ることができます。

つまり、大きな庇に覆われた半分屋外の廊下、です。

大きな庇は、雨を除けるし夏の直射日光も避ける。開け放した空間や庭を風が通って涼しい。などという共通点があるようです。しかも、特に沖縄の民家では、決まった玄関という場所が無く、この縁側から出入りしています。

ベトナムやバンコクで見た伝統的民家でも、同じ様な造りがありました。玄関はなく、中庭に面した縁側から自由に出入りしています。

 

防犯とか、防虫、ほこり、外からの視線などと、受入れがたい状況たくさんが考えられて、現代人には嫌われるのかもしれませんが、ほんの数十年前までは、当たり前の家でした。

 

日本人は、いつからこんなに防御本能が強くなったのかしら・・・・と、歴史をひもといても答えが出ないのですが、振り返って見たら、そうなっていました。

また、開放的な民族に戻らないかな・・・と、年のせいか、民家が懐かしくてしょうがありません。