家のスタイル

ベランダの原型
ベランダの原型

恐らくプロでも明確な違いを説明できない建築用語に、ベランダとバルコニーがあると思います。

実際いろいろな場面でこの言葉は混同していて、特にハウスメーカーやマンションのカタログなどでは、会社で独自に使い分けているのだろう・・・・・と思う様な表現が、たくさんあります。

 

語源は両方とも外国語ですので、その語源からひもといてみますと、ベランダは、写真にあるような、屋根付きの柱のある開かれた廊下(an open pillared gallery, generally roofed, built around a central structure.) で、バルコニーは、外壁から突き出した床の部分(a platform projecting from the wall of a building, supported by columns or console brackets.) ということになります。

 

つまり、ジュリエットが「ロミオ、ロミオ」と呼びかけていた場所がバルコニーで、西部劇の外廊下みたいなところがベランダです。

 

現代の日本の住宅では、2階にある1階の屋根の部分を人が歩けば、ベランダと呼んで差し支えないでしょう。バルコニーは、明らかに壁から持ち出した部分で、総2階部分にくっついている所です。

もう一つ、テラスという言葉もありますが、これは屋根のない屋外で、庭の一部になります。

 

ベランダもバルコニーも住宅には絶対に欲しい物ですね。

洗濯物干し、布団干し、観葉植物を育てる、小鳥を呼び寄せる、日光浴をするなどなど、日本人は大好きです。特にマンションや団地などでは必須です。晴れた日には、布団と洗濯物の花盛りですよね。

 

でも昨今、都市型の住宅では減りつつあります。

部屋を大きくする目的もありますが、隣家の視線がお互いに気になるから、だったり、日中外に出ることがない、とか、洗濯は乾燥機、布団も乾燥機、植物は室内で、という訳で、必要がないみたいです。

人工の環境が好きなのですね、都会の人々は。ちょっと、考える必要がありそうです・・・・・。