インテリアデザイン

カラフルな化粧合板
カラフルな化粧合板

「新建材」って言う言葉は、死語になっていますが、1970年代以降、長い間使われていました。

いわゆる、化粧合板などの事で、一見本物の様で、実は偽物という仕上げ材の総称でした。

 

日本の高度成長期、という時代を支えた、偉大な建築建材ではありますが、あまり評判は宜しくありませんでした。

安っぽい、とか、表面材がすぐはがれる、とか言われましたが、一番は、火災時に有毒ガスが発生する、という理由でした。燃えると有毒ガスが出て、臭いのです。

 

現代では、日本製品は安全ですが、化粧合板はそのまま生き続けています。一見、本物みたいで、技術は進化して、本当に印刷なの?って疑いたくなるくらいに、精巧に出来た偽物です。木目や石目のデコボコまで印刷されているので、うっかりしているとだまされてしまいます。

その他に、樹脂を固めて作った人工の石や、おがくずと樹脂を混ぜて作った人工の木、相当に硬くてまんまとだまされる金属など、あなたの周りには、偽物がいっぱいです。そしてそのほとんどが、本物より安く、加工がしやすく、手入れも簡単と来ていますから、日本の技術はすごいものです。

 

でも、偽物は偽物。長く使うとその化けの皮がはがれてしまいます。

天然の素材は、年と共に変化し、その変化がより一層素材の良さを増して行きますが、人工品ではそれがありません。いつまでもきれいなのです。

木は色が変化して初めて、素材の良さや深みが出てきます。石は、人工品とは比較にならないほどの耐久性がありますし、風化が味を出します。金属は、メンテナンスをして磨くから、渋みのある光沢を発揮する訳です。

 

近年、天然物、自然物が好まれるのも、その良さが理解されてきたからでしょう。

でも忘れないで下さい。

天然物、自然物は、お手入れが必要です。ワックスやオイル、磨き粉等でまめにお手入れしないと、死んでしまいます。

 

ずぼらな人、は止めておいた方が無難だと思います。