インテリアデザイン

パターンを付けた漆喰の壁(USA)
パターンを付けた漆喰の壁(USA)

壁の仕上げ、というと、長い間クロスが主流です。

ビニールクロスと呼ばれる樹脂製のクロスが、何万種類も世に出まわっていて、住宅だけでなく、あらゆる建物に使われています。

施工が簡単で、手入れも楽、張り替えも簡単で、色柄は豊富、そして安い。

非の打ち所が無い、とはこの事かも。

 

でも、最近は、昔のような塗り壁にする住宅も増えてきています。

漆喰という、昔から世界中で使われていた塗り壁や、新しく珪藻土という土の塗り壁も人気です。もちろん、ペンキを塗る仕上げもあります。どれもある意味、昔に戻ったと言える仕上げ方法です。

 

何故、非の打ち所のないクロスを使わずに、あえて昔風の塗り壁にするのか。

それは、何故自然食品を食べるのですか、という質問に似ているかもしれません。ビニールクロスという合成樹脂の人工物よりも。土から出来た漆喰や珪藻土のほうが、自然の風味があって、安心だからでしょう。

もちろん、クロスが危険な訳ではありませんが。

 

あえて言えば、漆喰や珪藻土のような、土の塗り壁は、吸湿効果があります。湿度を適度に吸収し、梅雨時などにさわやかさを感じることが出来ます。例えば、和室だけ塗り壁にしたりすると、その部屋に入った瞬間、さわやかで柔らかい空気を感じることができます。(本当ですよ。私は何度も体験していますから)

 

でも、本当のねらいは、その質感でしょう。土塗りという少し古風だけど現代風でもある質感が人気の背景です。

塗り方や色味で、和風にも洋風にも、特に地中海風にすることができます。そこが人気なのでしょう。

 

全体だと高価なので、部分的に使うと良いかも。けっこう、おしゃれで、私もよく使います。