インテリアデザイン

京都の芸姑さん
京都の芸姑さん

Japanesque(ジャパネスク)というデザイン形式があります。日本風という意味になります。

一頃、ヨーロッパやアメリカ風のデザインばかりを模倣していた時代に、日本を見直そうという動きから始まったデザインと記憶していますが、欧米から見た日本風という意味もあり、その意味では逆輸入とも言えます。

 

でも、このジャパネスクは、日本人には奇妙に感じると思います。例えて言えば、和服姿の女性は普通に感じても、祇園の芸姑さんの姿は特殊に感じるのと似ています。日本の中のある部分をデフォルメした感じなので、日常的な姿ではないからです。自宅に常に芸姑さんがいたら、やっぱりおかしいですよね。

 

 

Oriental(オリエンタル)というデザインもあります。東洋風という意味になり、もちろん日本も指しています。

もちろん東洋ですから、日本だけでなく、中国や韓国も含めたデザインの総称になりますが、日本人にしてみれば、日本と中国とでは全く違うと言いたいところでしょう。でも、日本人がヨーロッパをまとめて見ているのと同じように、欧米人も東洋をひっくるめて見ているのだと思いますし、やむを得ないとも思います。

 

Asian(アジア風)になると、更に範囲は広がり、もはや日本風は感じなくなってきます。どこか宗教的な雰囲気が強く、仏教とヒンズー教の色彩が濃くなってきます。

 

日本風を表現できるのは、やはり日本人だけなのでしょう。ですが、外から日本を見てみると、なるほど、ジャパネスクもオリエンタルも分かります。確かに日本はそう見えるし、その方が外人には説明しやすいし、理解もされるのです。

つまり、日本風というのは、日本人が思っている以上に特殊なデザインだと言うことなのでしょう。

正に、東洋の神秘、なのですね。