
Organicという言葉をよく耳にします。
オーガニック野菜とか、オーガニックコットン、オーガニック素材、などなど・・・・・
意味するところは、有機的という事で、つまり化学薬品を使わない、自然なものという意味でしょう。
一番多いのは、オーガニック野菜、つまり無農薬野菜だと思います。化学薬品を使わず、天然の肥料と虫除けとで栽培した野菜などの事だと思いますが、実は私は細かい内容は分かりません。
建築にもOrganic Architecture というものがあるのはご存じでしょうか。
オーガニック建築だから、無農薬建築のこと? なんて思わないで下さい。建築に農薬や肥料はいりませんので。
ならば、自然素材だけで作られた建築のことだ! と思った方は、少し近いかも。 でもちょっと違います。
Organic Architectureは、自然と共存する建築、と言ったら一番近いでしょう。環境に配慮し、周囲に溶け込み、素材の持ち味を生かし、内外とも出来るだけ自然素材で仕上げる。 これが真の意味でしょう。提唱したのは、アメリカの有名な建築家、フランク・ロイド・ライトです。写真の落水荘はその傑作です。
最近の自然素材ブームに乗って、特にインテリア部材で自然素材を使うことが多くなってきました。天然木や自然石を仕上げに使うことです。もちろん、外装や外構も同じです。言ってみれば、プチ・オーガニック建築、と言ったところでしょう。
と言っても、食品や衣類なら、完全なオーガニックも比較的手軽に手に入りますが、建築となると、相当の覚悟がないと無理でしょう。
建築費用は桁違いでしょうし、維持するにも専門担当者が必要となるでしょう。それでも実現可能かどうかは怪しいところです。現代建築に求められているだけの十分な強度や安全性、機能に居住性などが、果たして確保できるかどうか。
でも、江戸時代まではそうやって作られていたのですから、やればできるのでしょうね。たぶん・・・・・
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