建築デザイン

物や人を置いて分かりやすく努力した図面
物や人を置いて分かりやすく努力した図面

私は、大学などで非常勤講師として講義をしていますが、講義の最中にによく、白ーい視線を感じることがあります。つまり、反応が返ってこない状態なのですが、あれっ、何か変だ・・・、という感じです。

 

そんな時は、たいてい、学生が話しに付いて来ていない時です。そして、そのほとんどが、言葉の意味を理解していないときに起こります。建築の講義ですから、建築用語がたくさん飛び交っている訳ですが、当然知っているだろう、と思って使った用語などが、全然分かっていないときなどに、白ーい視線が返ってきます。

 

どんな世界でも言えることですが、専門家は当たり前の様に使っていても、一般人は全く知らない言葉って、たくさんあります。テレビで評論家などが、訳の分からない英語をやたらと使うのとは違いますが、我々にはあまりにも普通の言葉なのに、っていうことが結構あるのです。

 

施主と話をしていても、この癖が出てしまうことがあります。

笠木とか幅木、鴨居と敷居、目地、見切り、養生などなど、建築用語には独特の表現が多いのですね。それが、つい口に出てしまう訳です。

図面を理解されていないことも多いです。平面図や展開図、立面図、スケッチ、パースなど、いろいろな手段を使って出来上がりを説明し、想像してもらいますが、結果として、理解されていなかったんだぁ、と頭を抱えてしまう事が、ちょくちょくあります。やはり図面も外国語みたいなもので、知らないと理解できないものなのですね。

 

その意味では、住宅メーカーや建て売り住宅などは、うらやましいかもしれません。見本がありますから。

そんな訳もあって、設計という作業は、理解されない孤独感と一人で戦っている事が多いんです。実は。

 

でも、本当に、建築の世界って新しい言葉や知らない言葉が多いです。我々プロですら混乱しますから。

世の中の動きが、早いのでしょうね。  ついて行けるように、頑張らなくては。