インテリア素材

部分的に薄タタミを敷いた例 (インターネットから)
部分的に薄タタミを敷いた例 (インターネットから)

タタミが見直されているのをご存じでしょうか。和室としてではなく、純粋に床仕上げ材として、見直されているようです。

 

海外ではTatami mat として流通していて、日本製の床材として認められています。ただ、タイの建築の先生が言っていましたが、タイの住宅でタタミを使ったら、タイで作れないので日本から輸入し、一畳当たり、30000円もしたそうです。相当に高価な床材ということになります。

 

タタミはもちろん日本の伝統的素材です。平安時代には「薄べり」と言って、今で言うゴザに相当する物を、板の上に敷いたのが始まりです。そのゴザである薄べりが、だんだん厚みを増し、柔らかくなり、高貴な人々の座る場所に敷かれるようになり、徐々に広まっていきました。それでも、江戸時代でさえ、富裕層の敷物で、一般の人々は板の間が主流だったようです。

 

昭和の戦前までは、日本の住宅というとタタミを敷いた和室がほとんどでしたが、戦後、アメリカの文化が流入し、DKという新しい生活スタイル等と共に、板の間でのイス座での生活へと変遷していったのです。

そして、ほんの30年程度でイス座がでの生活が主流となり、その後タタミは住宅から消えて行きました。

 

現代、タタミが復活してきたのは、薄いタタミの広まりが背景にあります。タタミというと、厚みが40mm~50mmあるのが一般的でしたが、今流通しているタタミは、厚さが13mm程度です。これは、フローリングやカーペットと同じ厚みです。つまり、段差無しのバリアフリーが可能であり、しかも薄くて軽いので、フローリングの上に部分的に敷く事もできるようになったのです。

もちろん、畳表の打ち変えも可能ですし、見た目は本ダタミ(昔ながらの厚いタタミのこと)と同じです。表面材はい草で、タタミの香りはもちろんするし、その種類も豊富です。

 

タタミは、木質系のフローリングと良く合います。厚みも同じなので、フローリングの中に部分的にタタミを敷き込むことも可能ですし、ワンルーム形式で間仕切りや建具が無くても、タタミコーナーが作れます。

タタミの上のごろ寝はひんやりとしていて気持ちがいいし、コタツはやはりタタミの方がいいですよね。

「薄タタミ」と呼ばれる薄いタタミ、是非検討してみて下さい。