建築デザイン

私のお気に入り火鉢 南部の鉄瓶で湯を沸かしています
私のお気に入り火鉢 南部の鉄瓶で湯を沸かしています

以前、吉田兼好の「日本の住宅は、夏をもって旨とすべし」について語りました。ちょっと、その続きを語ってみたいと思います。

 

北海道と沖縄で、事情は全く違いますが、主に関東から南周辺を話題にすると、やはり夏は暑いです。特に最近は、猛暑とけ言われ、35℃以上の日が幾日も続き、夜中でも30℃もあり、まったく南国の夏です。

私はバンコクの大学に滞在していたこともあり、今でも年に一回は行っていますが、バンコクでさえ、夜は30℃以下になり、しかも夕方からは風が吹くので、夜のそぞろ歩きは気持ちが良いくらいです。それからすると、日本の夏は異常です。

 

という前提で、さて、夏の冷房代は頭痛の種で、電力消費は政府の頭痛の種でしょうが、冬と比べて、どっちがエネルギーを使っているのでしょう。これだけ暑くて、断熱性能の高い住宅だから・・・・

と思いがちですが、実は、エネルギー消費は、比較にならないほど、冬の方が使っています。

 

住宅の年間消費エネルギーの約25%以上が暖房エネルギー、それと同程度のエネルギーが給湯、つまりお風呂に使われています。それだけで、実にエネルギー消費量の半分以上を費やしています。

じゃあ冷房は?

そう、約5%くらいでしょうか。10%にはならないです。

 

暖房は、電気、灯油、ガス、炭などに分散されるため、電力不足で政府の頭を痛めることがないだけで、もし電気が主流なら、とうの昔に電力会社も政府もダウンしているでしょう。

 

夏の暑さは風通しや水風呂、かき氷に夕涼みで癒されますが、寒さは火に頼るしか無いのですね。

そう考えると、やっぱり、断熱性は高めておく前提で、風通しの良い夏向きの家が理想かもしれません。

省エネ、と叫ばれていますが、電気を節約するだけでは意味ありません。石油もガスも、是非節約して下さい。

ちなみに私は、冬は、炭を使った火鉢に凝っていますけど。