インテリア素材

パルテノン神殿 大理石の建築物
パルテノン神殿 大理石の建築物

木と紙は得意でも、石を扱うのは苦手なのが日本人です。

大古から木と草が豊富にあった日本では、中東や北アフリカのエジプトや、ギリシャ、ローマ建築の様な、巨石を使う文明は育たなかったため、基本的に石を使った建築は成長しませんでした。

 

東南アジア一帯も同様です、と言いたいところですが、何故か樹木の豊富なカンボジアなどでは、アンコール遺跡を代表とするクメール遺跡などで、石を豊富に使った建築が残っています。不思議なのですが、この辺りは私の専門ではないので、?、だけで終わらせておきます。

 

 

日本で石というと、まずお城の城壁でしょうか。それと、京都の竜安寺の石庭に代表される、石を使った庭の表現でしょう。

でも、インテリアとしては定着していません。室内に天然石を使ったインテリアの家っていうのは、ほとんど記憶にありません。せいぜい、タイルか、タイル状の石張りと、床の間の飾り石でしょう。ホテルやビルのホールには大理石や御影石が張られているのを見かけますが、せいぜいその辺が限界です。

 

例えば、床に石を使うと、冬は冷たくて困ります。また、壁に石を使うと、その壁は不動不変のものとなります。

外壁なら石も良いでしょう。でも、雨の多い日本です。結構汚れるので、きれい好きの日本人には、不向きかもしれません。

といって、ツルツルの東京都庁のような外壁では、なんか事務所建築みたいです。

 

というわけで、日本人には石を使ったインテリアは、特別なものなのでしょう。住宅では、めったに見られない素材です。

ところが、キッチンセットや洗面所のカウンター、浴槽などでには、テラゾーと呼ばれる、人工の石が大変多く使われています。いわゆる人工大理石などと呼ばれている素材で、一見すると、御影石や大理石などに見えます。安価で手入れが簡単、という売り込みで広く使われていますが、これこそ、本物の石で作れば良いのに、と思ってしまいます。

 

数千万年かけて出来てきた石です。簡単には傷みません。でも、化学薬品には弱いのです。

ナチュラルな素材として、もう少し利用しても良いかもしれません。