リフォーム工事

ここまで解体すればずいぶん見えてきます
ここまで解体すればずいぶん見えてきます

リフォーム工事に関する国交省のアンケートを見てみると、不満な点のトップに、見積もりの不透明さ、と言う項目が上がっていました。確かに、新築工事と違って、目安となる金額が無いような気はします。

 

例えば、木造の一般的な在来工法で、40坪程度ならば、坪当たり60万円前後、という相場が頭に浮かびます。これが、鉄筋コンクリートならば、坪当たり100万円程度、ツーバイフォーなら、うまくすると50万円前後、といった流通価格が浮かんできます。

恐らく、こうした金額は、ゼロから一通り標準的な設備や内外装のレベルで作れば、これくらい、という住宅会社などの相場が共有化されているのだと思います。

 

一方、リフォーム工事には大手の住宅会社があまりないし、工事の内容が、標準的、と呼べるような作業内容で定義できないことが、標準的価格が流通していない理由だと思います。

実際、リフォーム工事に、標準などという作業は当てはまりません。何しろ、他人が作った古い工法が、内容を見てみないと分からない状態で隠れているので、作り方は見てから考える、という部分が多いのです。新築時にはそれなりの理由があって行った作業なのでしょうが、他の人が見ると、何だこりゃ、という事がたくさん出てきます。

 

それでもマンションのようにコンクリートだけの状態まで全部解体し、全く新しく作り直すなら標準的な価格も作れるでしょう。だいたい坪40万円程度です。でも、部分的に残したり、一部分だけの工事だったり、或いは木造の一戸建てだったりすると、まるで話が変わってしまいます。

 

不透明な理由は、ここにあります。中がどうなっているのか分からないのだから、不透明にならざるを得ない、という訳です。

でも、一つだけはっきりしていることがあります。

それは、安すぎるのはインチキ、ということです。最初は安く見積もって、解体してから、徐々に吊り上げていくつもりです。実際、リフォームは安くは出来ません。新築の倍は手間が掛かるし、悪い部分は補修していかなければなりません。

 

それでも、新築を一戸建てるよりはもちろん安価です。よほど古い家でなければ、坪60万円はかかりません。

安く言ってくる業者には警戒し、信頼できる業者を見つけることが、リフォームの一番の成功法でしょう。