住宅の話

大工の道具 最近は電動工具が普通ですが
大工の道具 最近は電動工具が普通ですが

住宅というのは、大工が作るものです。って、当たり前かもしれません。でも、当たり前でないこともあるし、大工にも色々あるのです。

大工が作る家は、木造、それも在来木造の家です。例えば、コンクリートの家は大工は作りません。鉄骨も同じです。

えっ、て思う人もいるかも。コンクリートだって、中は木を使っているでしょ。

 

コンクリートって言えば、まずマンションを考えてみましょう。

本体は、コンクリートですから大工は関係なし。しいて言えば、型枠大工です。その後、壁の下地はほとんど鉄製です。軽鉄と言われている、薄い金属で、4cm~4.5cm角の四角い筒です。これを、軽鉄屋というのが組立てます。天井も一緒。

床はシステムフロアーと言って、組み立て式ですので、床の専門業者が入ります。その後ボード屋が壁の下地、建具屋が扉、家具屋がカウンターや収納、内装屋が仕上げ、設備屋、キッチン屋、ユニットバス屋などなど、全て専門業者が分業でします。

どうです、大工はいません。なので、マンションを作るのは、builder になります。

 

同じ木造でも、ツーバイフォーも大工がいません。

って、信じない人もいるかも。でも、ツーバイフォー工法は独特で、輸入工法です。木造ですが、日本の大工達は手を出しません。彼らはframer と呼ばれています。日本の大工のような、細かい細工は、一切しない人達で、ほとんど機械を使って作ってゆきますし、その範囲での仕事しかしない人達です。

 

大工というのは誇り高き職種で、相当にプライドの高い人々です。なので、基本的に在来木造しか作らないのです。

もちろん、その他の工法でも、内部に細かい造作があれば大工は呼ばれます。でもそれは、単発です。部分しかやりませんし、腕の立つ大工は嫌がって請けてくれないこともあります。

 

と言う訳で、 大工にもいろいろあるし、大工無しの家も存在する訳です。

本当に大工が作った家は、やっぱり綺麗です。でも、やっぱり高いです。これが家の値段の違い、と言うことになります。