リフォーム工事

町で見かけた足場
町で見かけた足場

設計事務所や学生への講義などを仕事にしていると、町を歩いていても、建物ばかりに目が行ってしまいます。一種の職業病でしょうか。最近はいつも歩いている通り沿いで、足場を建てている建物が、やたらと目に付きます。

既存の建物に足場を建てるとなると、おそらく外壁のリフォームでしょう。外壁の塗装を塗り直したり、サッシの周辺や、軒先などの点検、修理などを行うのだと思います。まぁ、よくあるリフォーム工事です。

 

一口に外壁と言っても、色々な部位があり、点検の内容もさまざまです。仕上げの塗装やひび割れが一番有名ですが、窓のまわりのコーキングも重要です。雨樋や軒先の金物も錆びて傷んでいるでしょうし、軒裏も塗り直したい所です。

こうした部位は、だいたい10年から15年が点検・修理の時期です。紫外線や酸性雨、時間の経過などで部材や素材は劣化しますので、定期的にやるしかありません。

 

建物にダメージを与えると言うと、地震や台風なんかが浮かびますが、おそらく悪玉のトップは紫外線でしょう。

人間の皮膚にも害がありますが、紫外線は、とにかくプラスチック部材を劣化させ、塗装の色を変色させ、合成樹脂全般の老化を引き起こします。現代の建物の外周部はほとんどが合成樹脂、いわゆるプラスチックやビニール系の素材なので、ひとたまりもないという訳です。

それに加えて、酸性雨による酸化が追い打ちをかけます。紫外線で傷んだ表皮に、酸性雨が染みこむ、というシナリオです。

 

真夏の足場は、暑いです。足場の鉄パイプは50℃以上になっているでしょう。素手だと火傷しそうなくらい熱いですから。

本当は10月~5月の間が良いのですが、そうも言っていられないのでしょう。

職人さん、頑張って下さい。