住宅の話

見たくもないですが、温度計
見たくもないですが、温度計

熱帯夜が続きます。夜中でも30℃近くあり、風も止まって、エアコンと扇風機がないと眠れない夜が続きます。
って、まだ7月11日ですから、あと3ヶ月もこんな状態が続くのでしょうか。

せめて、電気代を下げて欲しい気がします。

 

環境工学的には、室内での暖冷房に使われるエネルギーの内の、かなりの量が(ほぼ80%以上ですが)建物の壁や天井に吸収されたり、窓から逃げたり入って来たりしています。

つまり、大雑把に言えば、暖冷房の内の、3/4程度のエネルギーは、壁や天井、窓に費やされている事になり、室内の空気は、1/4程度のエネルギーで十分に暖め、或いは冷やされる訳です。

夏を例に上げれば、特に屋根の内部や外壁が暖められ、その熱が夜中に室内にジワリジワリと放出され、その熱をエアコンが一生懸命に冷やしている訳です。

もちろん、エアコンを止めれば、すぐに熱くなってしまいます。屋根の中や外壁は、そう簡単には冷えませんので。

 

特に2階が熱いのはその為です。マンションなら、最上階。断熱材でかなり予防はしていますが、実は予算が優先されていて、断熱処理は平均的なレベルで済ましています。こんな、35度以上の強烈な暑さや日射は、想定外です。

でも、設計者を恨まないで下さい。地域の平均的な数値を参考にして設計していますので。もちろん、平均値が変われば、対応も変わりますが。

 

住宅の設計は、色々な部分で標準化がされています。その標準に沿って設計すれば、一応責任は逃れられます。そんな標準が色々な所から出されています。JASSという規準や、建築学会の資料、国土交通省の通達、もちろん建築基準法、公庫などなど、それぞれに数値を持っていますが、それを参考にして設計しています。

ただ、その数値はもちろん、過去の数値です。現在ではありません。

 

草木の多い郊外や、海辺の風が恋しいです。

あと3ヶ月。電気代とにらめっこが続きそうです。