住宅の話

錆びた鉄筋と劣化したコンクリート
錆びた鉄筋と劣化したコンクリート

鉄は錆びるし、木は腐る。石のようなコンクリートでさえもボロボロになっていく。実際、家というのはどれだけ保つ物なのでしょう。と、よく考えますし、それをテーマに研究もしています。でも、残念ながら答えは出ていません。何故かというと、条件や環境、維持管理の仕方で、全く違った答えになるからです。

そもそも、家にとっての天敵って何でしょうか。大切な家を蝕んでいく犯人は誰なのでしょう。

その犯人は、結構います。

 

鉄は、何よりも水でしょう。つまり、錆です。錆は、中へ中へと進行して行きます。なので、表面の錆を見つけたら、すぐに削り落として塗装で保護しなければなりません。

その塗装の天敵は、紫外線です。これは樹脂類全てに共通ですが、紫外線は特に樹脂の塗装や塩ビ類をボロボロにしてしまいます。なので、屋外の塗装された鉄は、定期的に塗装し直さないと、すぐに錆が進行します。

塗装や塩ビが紫外線でボロボロになるということは、現代住宅の外部に使われている多くの部材が、紫外線でボロボロになってしまうと言うことです。

 

水と紫外線。この二つの大きな天敵は、どちらも普通にどこにでもあるものです。

また、水はひび割れたコンクリートの中に染みこんで、鉄筋を錆びさせ、コンクリートそのものも劣化させます。都会では、更に酸性雨がそれに拍車をかけます。コンクリートが酸性化して、ボロボロになってゆきます。

 

水と紫外線、そして酸性雨という雨。

家は毎日これらの天敵と、戦い続けています。休まる日は無いでしょう。

家って、結構大変な日々を送っているのですよ。