設備の話

完璧にビルトインされたキッチン
完璧にビルトインされたキッチン

我が家の冷蔵庫が壊れました。と言っても、取っ手が壊れただけですが、引き出しの取っ手を止めている何かが、中の方で外れたか、プラスチックが割れたかしたみたいで、ガタガタになってしまいました。
とりあえず、メーカーに連絡。購入して10年ちょっとですが、修理を依頼しました。ところが・・・・

 

「古い機種なので、部品が無く修理できません」との返答でした。

ガーン! まだ綺麗なのに。

 

実は、この手の話は良くあることです。日本のメーカーは、家電に限らず、だいたい6年程度しか部材や部品を保存していないからです。10年もたつと、「古い」という事になってしまうのです。

住宅でも同じです。金具や取っ手などが廃番で、壊れると別の部品に交換、なので、そこだけデザインが変わってしまう、と言うことがよくあります。

 

果たして、10年は古いのでしょうか。エアコン、冷蔵庫や洗濯機、テレビ、給湯器、電話などなど、10年ぐらいは普通でしょう。なのに修理ができない。

日本の消費文明の欠陥とも言えると思います。壊れたら、新しい物と交換する。実際、修理よりその方が安かったりもする。というのはどうも考え物です。せめて15年くらいのサイクルで考えて欲しい気がします。

 

建築に、ビルトイン、という考え方があります。家電品などを、家具などの中にスッポリと納める作り方です。これをやると、この家電品の寿命にやられてしまいます。10年で、ビルトインができなくなり、家具がかえって邪魔になるという結果が起こってしまいます。

家電品や備品、部品の寿命は、結構短い、と言う前提で設計するべきです。