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ボストンのアパート 下に小さく見える窓が地下室の窓
ボストンのアパート 下に小さく見える窓が地下室の窓

地下室の話の続きです。

USAでは、西部、中部、東部共に、住宅に地下室が付いている部件を多く見かけました。言わば、当り前のような感じです。ただ、住宅のグレードによって、地下室の内容はさまざまです。

一番多いのは、ただの地下空間。言ってみれば、物置か倉庫、或いは機械室、洗濯室、トレーニング室という感じです。床や壁は荒い板張りで、天井は1階の床がそのまま見えています。でも、高級になると、りっぱなファミリールームで、趣味の部屋や子供の遊び部屋であることが多いです。

 

一方、日本と同じくほとんど地下室を見ないのが、東南アジアです。住宅では、一度も見たことがありませんし、大きなビルでも少ないです。理由は雨。雨季には豪雨もあり、地下室は水浸しになる危険がありますし、実際、洪水も起こります。更に雨の多い地域は、日本と同じく地下水位が高く、少し掘ると水が滲み出てきます。ですから、地下室より、高床式の建物が伝統でした。

 

さて、日本ですが、東南アジアほどではないですが、豪雨や洪水の被害が起こっています。特に、西日本に多いですね。加えて、地下水位も高く、東京の地下鉄では相当量の地下水が毎日噴き出しています。

と言うわけで、地下室に適した土地と、避けた方が良い土地があるみたいです。

例えば、東京都内でも、川の近くの低地や、海に近い下町、江戸時代以降の埋め立て地などでは避けた方が無難です。一方で、山の手や高台、傾斜地の上の方などでは問題ないでしょう。

古い地名に、「沼」や「谷」、「畦」、「池」などの名前が付いている場所は要注意です。逆に「台」や「丘」、「原」などは安心です。

 

欧米に雨季があり、湿気ったモンスーンの気候だったら、きっと地下室は進化しなかったでしょう。

日本では、計画さえ間違わなければ、問題なく快適な地下室ができます。

一部屋多く取れる計画を、是非検討してみましょう。