バンコクから

運河沿いの住宅 右側は土産物のマーケットで左側が住宅地
運河沿いの住宅 右側は土産物のマーケットで左側が住宅地

今日は会議に参加したメンバーで、バンコク郊外の運河沿いの住宅地に行ってきました。現在は半分観光地のようになり、片側は延々と土産物のマーケットが並んでいますが、橋を渡って反対側は、昔ながらの運河沿いの住宅が並んでいます。

 

バンコクは、「東洋のベニス」とも呼ばれるほど運河が多く、20世紀前半までは、運河は主要交通の一つでした。今は中心地にはほとんど運河は残っていませんが、周辺の農村部を中心に、運河沿いの生活習慣がそのまま残っています。

多くの民家は農業を生業としており、米、パパイヤ、ココナッツ、バナナなどの農園が延々と広がっています。その田畑への水の供給にも運河が使われていて、農作物の運搬にも使われています。

でも、市の周辺ではほとんどの運河が埋め立てられて、道路に替わっています。そのため、一部に残った市の近郊の川沿いの村が、今では観光地化して保存されていて、その一つに行ってきたわけです。

 

バンコク中心街の運河は、水が汚く、生ゴミなども浮かんでいて臭いです。そこを水上バスがすごい勢いで行き来していますが、正直なところ、あまり乗りたくありません。でも近郊から郊外に行くと水は綺麗で、匂いもありません。ただ、綺麗と言っても、土を含んだ茶色い水です。流れがほとんど無いので、水が澄むことはありません。

魚は沢山泳いでいて、農家の人達は川で魚を捕り、自分たちの食用にもするし、土産物屋や市場でも売っています。

 

この運河が雨季には氾濫するので、伝統的な高床式の住宅になったのですが、現在では水門が作られていて、めったに洪水は起こらないそうです。なので、建っているのは普通の家ばかりです。

台風も地震も無く、天災と言えば洪水だけです。なので、普通の家と言っても、我々から見れば、建っているのが軌跡!、と言いたくなるような家が沢山ありますが、貧しい事も理由の一つだそうです。農民の生活は、バンコク市内の喧噪とはかけ離れています。新興国に共通する、貧富の差と、都市集中型の典型でしょう。

 

あと50年くらいかかりそうです。環境に配慮しながら、美しい国を維持しつつ発展して欲しいと思います。