環境の話

世界の気温上昇の様子 赤い色の濃い所が気温上昇の激しいところ
世界の気温上昇の様子 赤い色の濃い所が気温上昇の激しいところ

暑い日が続きます。タイから帰ってきて、成田で「暑い」と感じました。赤道直下の南国バンコクより暑いです。

バンコクは雨季ですが、だからといって日本の梅雨のように一日中雨が降っていることはありません。夕方に夕立か豪雨のように雨が降って、あとは曇りか晴れです。湿度が高く蒸し暑いですが、緑や川が多いので風が涼しく、特に夕方頃からは海からの風が市内を流れています。なので、屋外は結構涼しく、露店で食事をしていると気持ちが良いという感じです。

 

一方の東京は、完全なヒートアイランド現象で、風がなく気温は高く、夜でも焼けたビルや道路からの輻射熱ですごい暑さです。せめて緑や水があればよいのですが、東京湾からの風は都会のビルの熱で、熱風のように温められています。

「今日は40℃を超えたんだって」って話していたら、上海帰りの人が「上海は44℃あったよ」と言っていました。どうやら上海もヒートアイランドの様です。

 

環境工学の世界では、木や水、通風、通気、断熱などを巧みに利用し、エアコンを使わなくても室内を快適にする取り組みを行っています。エコシステムとも呼ばれていますが、ネガティブな冷却効果です。特に樹木と水による冷却効果は高く、それに通風が加わるとかなり室内は快適なようです。このシステムは南国のバンコクでも研究されていて、成果を出しています。

でも、この冷却効果も気温が30~32℃程度が限度のようです。40℃にもなると、下がっても35度程度までで、機械に頼らざるを得なくなります。エコシステムの限界でしょう。

 

20℃を快適な温度として、プラス20℃で40℃、マイナス20℃で0℃。人間は-20℃でも生活していますから、そう考えると、暑さには弱いのかもしれません。仮にプラス40℃の60℃の気温とすると、恐らく生活は出来ないでしょう。寒さをしのぐ手段は自然界の道具でも作れますが、暑さをしのぐ手は作れません。水をかぶるくらいでしょうか。

地球温暖化は平均気温で語られますが、実際には局地的に、激しい上昇傾向の場所と、下降方向の場所とがあります。それらの平均が2℃と言われています。具体的には赤道周辺は余り変化がなく、極地付近では大きな上昇になっています。

 

日本も平均気温は上昇傾向です。そのため局地的に冬に大雪が降り、夏には豪雨となります。

CO2の濃度は深刻です。私はもう良いですが、真剣に子供や孫の世代が心配になってきます。