建築雑談

欧米では昔からこの様なリノベーションが盛んでした   中古住宅もたくさん出まわっています
欧米では昔からこの様なリノベーションが盛んでした   中古住宅もたくさん出まわっています

リフォームという言葉の他に、最近ではリノベーションとい言葉も聞くようになりました。リフォームは日本語で改装の意味で使われていますが、英語ではありません。改装や改築はrenovation、リノベーションと言うのが本来で、その言葉が流通し始めたのでしょう。

でも、日本でのリノベーションは、大規模なリフォーム、の意味として使われているようです。浴室やトイレをちょこっと変えるのはやはりリフォームで、間取りまで全部変えるような大きいリフォームが、リノベーション、つまり改築として使い分けられているようです。

 

1980年代に建てられたマンションがほぼ25年から30年を経過しています。その頃になると、結構あちこちと問題なカ所が出てきたり、買い換えで中身を一新したくなったりという時期に来ているようです。そんな時は、一部をちょこちょこっと直すよなリフォームでは処理しきれなくて、内部の造作や設備を全部解体してガランドウにし、全く新しく間取りを作り直すリノベーションをした方が安く上がったりします。何よりも、隠れた問題カ所も修理できるので、この先30年住むのに安心、というのが大きいかもしれません。

 

一戸建ての住宅でも、同じくリノベーションが可能です。屋根や外壁の位置は動かしませんが、中身はガランドウにして、やはり一新してしまいます。同じように、隠れた問題カ所を修理し、木造ならシロアリ対策を徹底して、ついでに若干の耐震補強もして、更に30年住み続けよう、という発想です。間取りも変えて、老後の対策や二世帯の準備などもOKです。もちろん設備は最新にして、断熱材も交換しておきます。

 

1980年代頃の建物は、かなりしっかりできています。1960年代の高度成長期とはちょっと違います。一度リノベーションすれば、新築同然になるでしょう。

長年、専門家が推奨してきた事が、やっと世間にも広まってきた感じです。

リノベーションという言葉が、もっと一般化してくれると良いのですが。