英語から

欧米ではこの様なドラム式が多いようです  カウンターと一体になってスマートに納まります
欧米ではこの様なドラム式が多いようです  カウンターと一体になってスマートに納まります

Laundry という英語は誰でも知っている洗濯物、という意味ですが、洗濯をするや、洗濯場という意味も持っています。なので洗濯機はLaundry machine かというと、残念ながら、Washing mchine でした。

 

日本では洗濯機は洗面所に置くことが最も多いようです。脱衣のついでに洗濯かごに入れる、という一連の動作や、最近は減ったようですが、風呂の残り湯を洗濯に使う、という節約の思想がそうさせたのだと思います。

でも、洗濯機が一般化したばかりの1960年前後には、洗濯機の置き場は、住宅の中にはありませんでした。そのため、色々な置き場や工夫があったようです。

 

2008年にある古い団地で調査した結果では、お風呂場に置く、が一番でした。その他では、ベランダに置くや台所に置くという世帯が多かったです。実は1965年頃までは、公営の団地でも洗面・脱衣所は設計されてなくて、廊下の一部で洗面をしていました。なので洗濯機の、公式な置き場は決まっていなかったわけです。

やがて洗面・脱衣室が一般化し、その後、洗濯機の置き場も洗面所に落ち着いてきました。

 

ところが、海外では事情が違います。まず、洗面所なるものが存在しません。多くの国でBathroom として一体化しているので、個別の洗面所は設けていません。しかもBathroom はシャワーやトイレも一緒なので、ちょっと洗濯機の置き場としてはふさわしくありません。洗濯場としてのLaundry が独立して設けてあるのは、大きな住宅です。通常はありません。

一般的な住宅やアパートでは、台所の隅や隣の小部屋に置いてある事があります。東南アジアの小さなアパートでは、ベランダに置いてありました。Utility として設備室や機械室があると、そこに置かれていることもあります。アメリカでは地下室によく置かれていました。でも一番多いのは、見つからないことです。どうやら、物入れみたいに扉を付けて、廊下か何処かに隠してあるか、写真みたいにカウンターの下に組み込んでいるみたいです。

 

日本でも時々、洗濯機を物入れの中に隠して欲しい、という要望が出ます。廊下の扉を開けると、そこに洗濯機がある、という感じです。全自動で、ほとんど水漏れもなく、乾燥まで一気にしてしまうので、そんな設定が可能になってきました。おかげで、洗面所は綺麗に片付き、トイレとも一体にできます。

風呂の残り湯がもったいないですか?

確かに、節約は美徳です。でも、風呂に入らず、シャワーだけで済ます人も増え、その美徳も過去のことになりつつあるようです。