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超高層ビルの立ち並ぶ ムンバイの都市
超高層ビルの立ち並ぶ ムンバイの都市

インドのムンバイで、5階建て24世帯のアパートが、金曜の早朝、突然崩壊したそうです。

The building had more than 100 residents, nearly all of whom were home when the structure fell early in the day.

建物には100人以上の住民がいて、崩壊した朝早くには、ほとんどの住民が家にいた、というそうですから、かなりの被害者が発生したと思います。ただし、まだ正確な人数は把握されていないそうです。

 

隣国のバングラデシュで縫製工場が崩落して、大勢の犠牲者が出たのはまだ最近のことですが、今度は普通のアパートでの出来事なのでちょっとショックです。

でも記事を読んでいると、いろいろと不思議な内容が見えてきました。まず、24世帯で100人以上という人口密度です。

The building had about 24 one-room apartments, each occupied with four to eight residents.

この建物は24戸のワンルームがあり、各世帯には4人から8人が生活していた、と書いてありました。一戸の面積は不明ですが、ワンルームのアパートで最大8人が生活していた、というのがまず驚きです。かなり過酷な住環境だったと想像できますが、これはムンバイでは珍しくないそうです。

 

更に、4月にも建物が崩落して74人が死亡し、6月には19人、7月には6人がそれぞれ建物の崩落で死亡しているそうです。つまり、建物が崩壊するのが、日常、という恐ろしい状態です。

関係者は、理由は建物の建設の際の、コンクリートの質の悪さを指摘しています。日本ではコンクリートと言えば、生コン車という車が工場から運んできますが、インドでは5階建て程度では、コストダウンのため現場で練って手で運び上げているそうです。大量のコンクリートを打設する様な施工体制とは、とても思えません。更に、日常的な汚職により、行政の検査などはいいかげんだそうです。

 

人工衛星を打ち上げ、超高層ビルも建ち並び、景気向上に沸いているインドですが、中身の実態はかなりおそまつなのかもしれません。

Much of Mumbai's new construction is shoddy and dengerous as well.

ムンバイの多くの新築工事は、見かけ倒しでおまけに危険だ、と新聞の記事は締めくくっています。

日本では考えられない様な出来事ですが、考えられない事が当り前の国で良かったと思います。