職人不足

鉄瓶の乗った火鉢
鉄瓶の乗った火鉢

10日前まで30℃あって、夏日の記録更新と言っていたのに、今日は15℃で11月中旬並みの涼しさです。ここ数年思うのですが、本当に春と秋が無くなって、四季が二季になってしまった感じです。我が家では今日始めて、火鉢に火を入れました。とりあえずは鉄瓶を馴染ませるだけですが。

 

建築の職人不足が既に始まっています。特に、コンクリートの型枠を組立てる型枠大工や鉄筋工、一般の大工や土工も不足し始めています。理由は大きく三つ。

一つは、慢性的な技能工不足です。長い不景気で職人離れがあったのと、新しい職人の成り手が少なくなっている事が重なって、慢性的に高い技術を持った職人が不足しています。

二つ目は、マンションの建設ブームが起こり、東北の復興支援もあって、建築の需要が増えてきたこと。きっと住宅の着工数も増加していると思います。

三つ目は、既にオリンピックに向けて作業が始まったり、大手のゼネコンが、オリンピック需要に備えて職人の囲い込みを始めたこと。今から職人を確保しておいて、1~2年先に備えています。

 

それじゃあ、景気が良くなっていいことじゃない。って、良い方向に向かえばいいのですが、実は一方で、建設資材が高騰しています。需要が増えれば価格が上がるのは当り前ですが、円高や海外での人件費の上昇など複数の要因もあって、色々な材料費が上がっているみたいです。材料費が上がれば、当然製品代も上がります。ただでさえ高い日本の建設費ですが、更に上昇するみたいです。

 

建築工事は裾野が広く、材料や製品、家具やカーテンなどの装飾関連まで含めると、ものすごい業種と人間が関係しています。なので建築需要が増えれば相当数の業種が活性化するでしょうが、素直に需要が増え、供給が追いついていくかどうか、とても不安です。人手不足、材料費の高騰、オリンピックによる東京集中化、外国人労働者の流入、構造や設備設計者の絶対数の不足など、バブル期とは違った背景もあり、結局は、住宅を購入したい中流家庭層に負担が集中しそうです。

今必要なのは、若者の早い成長でしょう。汚い、キツイなどと嫌がらずに、技能工や技術職として、是非、活躍して欲しいものです。