バレエスタジオ

バレエのレッスン風景  2011年に設計したバレエスタジオで撮影
バレエのレッスン風景  2011年に設計したバレエスタジオで撮影

統計によりますと、子供にさせたいお稽古のトップは水泳だそうです。でも女の子に限ると、トップはやはりピアノで、もちろん水泳も入っていますが、バレエも強い人気です。男の子ではサッカー人気は高いようです。

その中でも、バレエは幼児から身体作りを始めないと上達が見込めない、かなりレベルの高いお稽古になります。先生の話では、小学校からだと既に遅いそうです。しかも教室によって教え方に違いや個性があり、途中での教室変更が難しいそうです。その意味では、かなり心して始めないと続かない、難易度の高いお稽古と言えそうです。

実際にバレエ教室の設計をしましたが、生徒さんは3才児から25才位のOLまで幅が広く、全体が一つの大きな家族のような感じでした。何しろ、幼稚園児に始まり、小学校の1年から6年生まで、更に中学生、高校生と一通り揃っているので、小中高の一貫校みたいな関係ができていました。

 

遠目では優雅な舞いのバレエですが、間近で見るとものすごい体力と筋力を使う、かなり激しいスポーツです。実際、足のケガも多いそうです。なので幼少時から足を作らないといけないみたいです。

その足のケガ防止には、床の適度な柔らかさと、滑りすぎない仕上げ材が必須です。その柔らかさが微妙で、柔らかすぎるとジャンプの反応が悪くなるそうです。また、滑らない床は危険ですが、滑っても適度の所で止まらないといけません。

音響効果も重要です。音楽に合わせて踊るので、音が良くないといけません。ただ大きいだけでは失格です。室内を満たすような澄んで迫力のある音が必要です。

更に温度と湿度の管理も困難です。レッスン中はものすごい汗ですが、休憩中に冷えてはいけません。汗で湿度と人いきれがすごく、換気能力もそれなりに必要です。

 

もちろん女の子が多いので、見た目もきれいで可愛らしく、かつ母親の目も引かないといけません。清潔で設備が整っていて、更衣室が使いやすく、レッスンの覗き見が出来ないようにするなど、親の目も厳しいです。年頃の女の子が大勢いるので、外からの覗き見は厳禁です。

整った練習環境で、厳しく長い年月のレッスンを経て始めて、あの様な優雅な姿で舞うことが出来るようになるのですが、それでも人気が高いのは、やはり大人になった時の美しい姿にあこがれてでしょうか。

実際バレリーナは、近くで拝見しても美しい方々です。もちろん、全身がです。どこまでも柔らかく美しい立ち姿でした。