自然素材2

珪藻土の原料の土です  接着剤の樹脂は何%まで許されるのでしょう?
珪藻土の原料の土です  接着剤の樹脂は何%まで許されるのでしょう?

自然素材という言葉は良く耳にしますが、その定義は微妙です。例えば、無垢材のフローリングは自然素材でしょうが、その表面にコーティングの塗装を施した物を、自然素材と呼べるかというと疑問です。無垢材を利用するなら、塗装も天然オイルなどの自然素材でないといけません。て言うか、コーティング塗装をしてしまっては、無垢材の意味が無くなってしまいます。吸湿性や保温性、素足での感触などが無くなってしまいますので。

でも、食品偽装ではないですが、そうした床材でも自然素材として出まわっています。

 

他にも壁に塗る珪藻土という自然素材があります。土にスサなどの繊維を混ぜ、壁に塗る仕上げで、漆喰にも似ています。ただ漆喰より扱いが楽で、仕上げがナチュラルな感じになるので好まれている壁仕上げ材です。素材は土ですので、完全な自然素材なのですが、施工が楽になり、ひび割れや剥がれなどが起きないように、樹脂製の接着剤が混入されている場合が多くあります。はたしてこれも自然素材なのかどうか。

何しろ、自然素材の定義がないので、業者の勝手で決められます。出来るだけ自然素材ならいいのでは・・・・・何て感じかも。

 

自然塗料に乾燥を早める(実際、自然塗料は丸一日でも乾ききりません!)ために、揮発性有機物を混ぜたり、天然石なんだけど、撥水性の樹脂塗装がされていたり、自然と科学の合体なのでしょうが、どこまでが自然素材なのかは疑問なことが多いです。

そもそも、何故自然素材を使うのかもはっきりしません。VOCアレルギーがあるとか、匂いに敏感だからとか、自然素材は安心だからとか、あまり根拠のない理由が多いのではないでしょうか。

 

天然コルクの床材に、天然オイルだけで表面処理をした床材をある住宅で使いましたが、これはいいものでした。そもそもコルクは空気を多く含んでいるので断熱性や吸湿性が高く、しかも柔らかい素材です。夏や梅雨時の湿気でも床はさわやかでしたし、真冬でも冷たくならないので素足が気持ちいいくらいです。

でも、ほっておくとすぐに汚れてしまいます。良く歩くところはすぐに黒ずんできますし、醤油をこぼすとシミになります。

まめに拭き掃除をして、時々天然オイルでワックスがけが必須です。

これが本当の自然素材です。