住宅の話

飛騨高山の街道筋の古い旅館  「はたご」と呼びたくなる感じが最高でした
飛騨高山の街道筋の古い旅館  「はたご」と呼びたくなる感じが最高でした

日本に来る海外留学生の多くは、やっぱり日本が好きなようです。当り前かもしれませんが、数ある留学先から日本を選ぶのは、やはり好きだから、があるのでしょう。実際、日本オタク、とでも言いたくなるような日本好きもいます。特に日本のアニメは有名ですが、マンガ、アニメ以外にも、京都、奈良などの古い都、東京の原宿や渋谷を中心とした若者の文化、築地の魚市場や寿司、上野界隈の文化施設やアメ横、浅草、鎌倉、日光などなど、彼らが好む物はかなりたくさんあります。

 

そんな中で、旅館に泊まりたい、という声を時々聞きます。ホテルではなく、旅館。そこにある姿は、木造の和風な建物、タタミの部屋、温泉、タタミの部屋でゆっくりとくつろいで食べる夕食、仲居さんのサービス、そしてフトンで畳の上に寝ることなど、さまざまなシーンです。ホテルはやはり、ベッド、レストラン、バスルームとなり、これは世界中どこも同じです。そんな中で、旅館だけが違った風情を持っているのは、間違い有りません。特に部屋での夕食や仲居さんのサービスは、考えられません。ルームサービスとは質が違います。

でも、畳の上のフトンは別格です。日本人がキャンプの時に寝袋で寝るのと同じ様な興味があるのかもしれません。

 

一般的日本人が、ベッドで寝るのとフトンで寝るのとどっちが好きなのか、統計もないので分かりません。私はフトンが好きで、ベッドだと一人でダブルサイズを使わないと熟睡できません。要は、寝相が悪いのかもしれませんが、フトンの上は安定しているし、硬さのコントロールが自在だし、手足が飛び出しても何の問題もないし、本や辞書、Kindle、携帯電話、メガネ、カバン、鼻づまりの薬、孫の手など、寝ながら欲しくなる色々な物を回りにばらまいて置けるのも魅力です。

床はタタミの必要は全くありません。フローリング、コルク、タタミのいずれかが好みです。カーペットは、暑い時のヒンヤリ感がないのでちょっと嫌です。

 

日本文化は、西洋だけでなくアジア圏の人にも好評です。日本人はかなり西洋かぶれしていますが、欧米人の方が日本好きかもしれません。

日本伝統の数寄屋造りは、洋風な内装でもマッチします。ジャパネスクは西洋風日本ですが、日本風西洋は数寄屋でも可能ですし、洒落ています。もっと、和風の住宅に回帰してくれると、日本の住宅も楽しくなるのですが。