住宅の話

住宅展示場にはたくさん建っていますが、良い出会いがあるかどうかは運まかせかも
住宅展示場にはたくさん建っていますが、良い出会いがあるかどうかは運まかせかも

住宅会社勤めが長かったので、よくその内容を聞かれます。一番多いのは、どのメーカーが一番ですか、とか、値段が高い住宅はやっぱり良い家ですか、という様な内容です。自分の会社だけでなく、商品開発を通じて他社メーカーも調べていたので、その辺の事情にも通じているので、逆に答えにくいのですが・・・・

 

どのメーカーが一番ですか、とか、違いは何ですかと聞かれても、あなたの好きなメーカーが一番です、としか答えようがありません。耐震性能、耐火性能、断熱性能などの基本的品質は、どの住宅会社も大きな差はありません。耐震性能を売りにしている会社はたくさんありますが、必要以上の性能があってもオーバースペックと言えるだけです。必要なだけの、つまり震度6強に耐えられる強度があれば十分です。

耐火性能は、外壁でなく窓ガラスで決まってしまいますし、断熱性能は、次世代省エネ基準を満たしていれば、あとは窓の大きさや方位、陽当たりなどで決まってしまいます。

つまり、メーカーによる差はほとんどない、という事です。

 

では、何故値段の差があんなにあるのか、ですが、それはまず工法による違い。そして、内外装の仕上げ材や住宅設備、建具などのグレードの違いです。特に外壁の違いは大きいです。更に、流通や下請け業者の質、大工のレベルも大きいです。要は、性能はほぼ同じで、あとは仕上げの品質の差です。なので、モデルハウスで気に入ったデザインや仕上げ材があれば、その家を選ぶのが一番です。

間取りの善し悪しもあります。特にフリープランの注文住宅は、気に入った間取りができるか、が大きな問題で、それは担当者の能力で決まってしまいます。下手な営業は本当に下手だし、設計技術者が出てきても下手な人は下手です。そんな人に当たったら不幸という事で、その会社は止めた方が良いでしょう。

と言っても、設計は良くても、下請けの工事店が下手ならどうしようもないですが。

 

結論から言えば、性能はほとんど同じなのだから、気に入ったデザインで気に入った価格、そして気に入った間取りで良い営業担当なら、その会社が良いと思います。それでも施工業者が外れたら、悪いくじを引いたと諦めるしかありませんが。

人生、人との出会いで決まりますが、家も同じ。良い出会いがないと、良い家にはなりません。