屋根裏部屋2

勾配天井の家です  屋根を作る素材も見せて変化を付けてみました
勾配天井の家です  屋根を作る素材も見せて変化を付けてみました

屋根裏部屋は暑いですが、断熱や換気を十分に取れば結構住める環境になります。でも、断熱材は通常の倍は入れた方が良いと思いますし、私はそうしています。グラスウールなら200mm、スタイロフォームなら100mmを入れています。そうすると、天井からの熱はかなり遮熱できます。ただ、家中の全ての熱が天井裏に集まってくるので、やっぱり1階や2階よりは暑くなります。物理現象なので、しょうがないでしょう。

 

実は、この物理現象をうまく使うと、2階を涼しくすることも可能です。2階の天井を無くして、屋根裏を丸見えにする方法です。勾配天井とも言いますが、事実上2階の天井がとても高くなります。その結果2階の熱が上へ逃げて行き、涼しくなる仕組みです。

 

天井の高い部屋は涼しい、という大原則がありますが、2階ならそれも可能です。日本の民家は天井が抜けていて、屋根の梁や骨組みが丸見えです。囲炉裏やかまどの煙を抜くことが主な目的ですが、結果として夏が涼しくなります。ただし、冬は寒くなります。でも、現代の暖房技術なら、例えば床暖房などの手があるので、寒さしのぎは可能でしょう。その意味では、夏の暑さ対策には大きいかもしれません。

 

日本の在来工法や和小屋では、屋根裏は使えないし、天井が無いと骨組みが丸見えです。でも、合掌作りやツーバイフォー工法のような、骨組みの少ない工法で屋根を作ると、その骨組みが消えて、屋根がそのまま斜めの天井になります。それが吹抜の勾配天井です。

一番低いところは2.2m程度にして、最高高さは3.0~3.5m程度になるようにすると、かなり開放的です。できれば間仕切り壁は極力なくして、低い家具だけで区画を作ると良いでしょう。北側の屋根にはトップライトを付けるとなお効果的です。とっても明るくなります。

 

これはもちろん個別設計です。在来工法とツーバイフォー工法のコラボレーションですので、通常は出来ないプランです。でももちろん可能な手法です。知識のある人が設計すれば問題ありません。

新築なら是非チャレンジしてみてください。