結露対策

窓の結露  こうして見えている結露はまだ安心
窓の結露  こうして見えている結露はまだ安心

一気に寒くなってきました。最高気温が5℃程度しかないと、かなり寒く感じます。そして寒くなると、住宅では結露が始まります。

ご承知の通り、結露は空気中の水蒸気が冷えて水になったものです。外気温が低く、窓ガラスが冷たくなると発生します。特に室内が暖かく、湿度も高いと大量の結露が起こることになります。

 

結露は、外気温度が5℃以下になると盛んに発生します。一般的な室内の温度は20℃程度です。そして室内の湿度は、50%程度にはなっています。この気温20℃、湿度50%の空気は、気温が7℃程度になると水滴が発生し始めます。そして5℃では盛んに発生し結露となります。

湿度は状況で変化し、台所での煮炊きや鍋料理などではいっぺんに上がりますし、人が増えても上がります。石油ストーブやガスストーブなど、化石燃料を燃やすと水蒸気が発生しますので、やはり上がります。もちろん、加湿器を付ければすごいことになるでしょう。そうした空気中の水蒸気は、5℃程度の窓ガラスに触れると、どんどん水になり、結露することになります。

 

ちなみに、20℃で湿度50%の空気は、25℃になると湿度42%程度まで落ちます。つまり、乾燥するわけです。そこで加湿器を使って湿度を50%以上にまで上げれば、10℃程度でも結露が始まります。そうです。空気が乾くのは、気温を上げるからなのです。乾燥して困るなら、暖房を調節して、20℃程度に押さえる方が利口でしょう。加湿器は結露を増やすだけですから。

参考までに、人間が快適と感じる環境は、気温20℃、湿度50%程度です。実際の室内では、壁や窓などが冷たくて寒く感じますが、床暖房の入っている部屋では、気温20℃でも十分に温かく快適です。早めに厚手のカーテンを閉めて、窓ガラスの冷たさをシャットアウトすると、寒さは押さえることが出来ます。

 

結露は住宅の大敵です。水は窓の隙間から壁の中に入ってカビの原因になります。しかも結露は窓だけではありません。壁や天井の中でもたくさん発生しています。見えないから気付かないだけです。これらは全て、カビ、腐敗、シロアリの原因となります。

結露対策の一番は、室温を20℃程度に保ち必要以上に加湿しないことです。室内を暖めすぎて乾燥させないようにして、余計な水蒸気は換気扇や窓開けで放出してしまいましょう。それでも結露は起こります。まめに拭き取る手間を惜しまないで下さい。家のためですので。