とんがった家

仲良くとんがった屋根の家が並んでいます
仲良くとんがった屋根の家が並んでいます

最近の住宅街で、写真のようなとんがった屋根の家をたくさん見掛けるようになってきました。特に、この数年の戸建て住宅や、建て売り住宅に多いようです。少なくとも、10年前にはほとんど見掛けなかった家の形です。
あの、とんがった部分は何なのでしょう?

 

恐らく屋根裏部屋かロフトでしょう。2階の床面積の1/2以下なら3階建ての扱いを受けないため、大きな高い屋根裏を作って、その中に屋根裏部屋を作っているのでしょう。但し、天井の高さに1.4mという制限があるので、十分な部屋にはなりません。ロフトにして寝室にしたり、小屋裏収納にしたり、あるいは高い天井からの明り取りにしたりしているのでしょう。

10年ほど前までは、1/2までという制限が1/8でした。なので、ほとんど使い物にはならなかったのですが、1/2に緩和されてずいぶんと広く使えるようになっています。

 

2階建てと3階建てでは、その扱いは天と地ほどに違います。建築制限、構造計算、確認申請など、全ての制約が変わってきます。なので、2階建てでせいいっぱい背伸びをして、とんがった屋根の中に、ギリギリまで部屋を作っているわけです。

特に建て売り住宅ではその傾向が多いようで、2~3件、似たようなとんがった屋根が並んでいるさまをよく見掛けます。

 

でも、プロの私としては、きな臭い匂いを感じます。天井高さは1.4mが限度ですが、一度1.4mで仮の天井を作り、役所の検査の後で一気に高く改装してしまう例が多いのです。そうすれば立派な3階の子供部屋ができますから。尤も、階段はハシゴ程度のものになってしまいますが、それもまた楽しい、と言えば楽しい子供部屋です。

 

狭い日本の住宅です。屋根裏くらいは大目に見てもらいたいと、私も思います