マンションの姿

中央区の高層マンション群  都市計画の成功した事例です
中央区の高層マンション群  都市計画の成功した事例です

最近、やたらとマンションの広告が入ってきます。我が家の近所は住宅街なのですが、幹線道路沿いや駅のそばでは、建設工事が盛んです。都心ももちろん盛んですし、なんとなくバブルっぽい雰囲気です。

商売柄、何となく広告に入っている間取りを見てしまいます。でも、ほとんどが似たような間取りなので、チラ見で終ってしまいますが。いわゆる細長い四角で、南方向が大きなテラスサッシ、そこに居間食堂があり、後は個室、台所、水回りがゴチャゴチャと配置されている間取りがほとんどです。

 

フロンテージセーブと呼ばれているこの間取りの作り方ですが、1970年代には確立されていて、要は、南向きの住戸を如何に多く作るかを考えた上での区画の作り方です。日本独特、と言って過言ではないでしょう。何故なら、まず南にこだわる日本人の傾向が独特であるのと、狭い住戸を数多く並べる設計方法もかなり日本独特のやり方だからです。この二つの傾向を形にすると、片側廊下の南向きマンションが出来上がる訳です。

 

でも超高層はさすがに違っています。さすがに高さ100mにもなると長い建物は無理です。風が強いし、地震にも不利で不経済となってしまい、自然と四角や丸っこい建物で、真ん中が吹抜になっている計画になります。そうすると当然ですが、北向きや西向きなんていう住戸も出来てきて、南向き伝説が崩れるわけです。でも売れています。それが私には不思議です。

あれだけ南向きにこだわる日本人が、何故?

 

高い場所で眺めが良ければ、南でなくても、と言うことなのでしょうか。ならば、四角い高層マンションを多数造った方が、効率的で都市計画も景観も良くなる思うのですが。

中途半端な中層小型のマンションをチョコマカ作るのではなく、広域な計画で空地を取りながら高層マンションをドカンと建てた方が、住戸の数は多く確保でき、しかも出来た空地で公園もできます。

でも、難しいでしょう。そこまでの計画は都市計画ですから、個人会社のデベロッパーには無理です。

マンションの未来が、あまり見えてこないのが残念です。