生活習慣

シンプルすぎる目玉焼き  黄身は固めか柔らかめか?ひっくり返して黄身も焼く人もいます
シンプルすぎる目玉焼き  黄身は固めか柔らかめか?ひっくり返して黄身も焼く人もいます

住宅設計について色々とのうがきを書いていますが、最終的には、住む人の生活習慣が計画内容に勝っているのが現実です。これは私の設計だけに限ったことではなく、全ての住宅設計に当てはまる事です。著名な建築家が摩訶不思議な住宅を設計していますが、これでさえこの中で生活する人は、自分の生活習慣に従って住み方や使い方を工夫して、必ずしも設計者の意図通りには生活していないのが実態でもあります。

 

住む人にとっては、生活は毎日のことであり、親から受け継いだり、幼少期に身に付いた習慣が時と共に滲み出てくるものです。設計時は格好良く粋がっても、結局のところは自分は変えられないのです。それが、生活というものです。

それを無理して変えようとしたり、或いは間取りに合わせて生活習慣を変えようとしている方もいます。特に海外転勤者がその最大の事例でしょう。さすがに海外のアパートを日本流に改造はできません。郷にいれば郷に従えと言うわけで、その国の間取りに合わせるしかありません。でもそれでも、やっぱり室内に入るとそこは日本的です。土足を止めたり、床にテーブルを置いて座っていたり、電気炊飯器を買っていたり、座布団みたいなゴザが置いてあったりなどなど、もしかしたら日本にいる時以上に日本を意識して生活しているのかもしれません。

 

要は、体内の伝統文化に本人が気付いていないだけのことで、本当はDNAの奥深くにまで日本の生活習慣が染みこんでいるのが実態です。この生活習慣は、地域によっても少しづつ違うし、家庭によっても特徴があります。

つまらない話ですが、学生達と目玉焼きに何を付けて食べるかを話し合ったことがあります。塩、ソース、醤油は代表的。ケチャップ、マヨネーズになると少し少数派。タバスコ、ドレッシングなんて答えもありました。ソース派は醤油派に譲りません。絶対ソースでしょ。いや有り得ない。絶対醤油。えっ、ケチャップじゃないの?マヨネーズっておいしいよ・・・・

習慣ってこんな感じのものです。聞いてみて始めて、隣の人の生活ですら自分とは違っているのに気付くものです。

 

結論として、無理に変えないのが最良でしょう。夫婦は結婚して、お互いの生活習慣の違いに始めて驚きます。でも、長い間には溶けあってきます。

生活習慣を変えるには時間とストレスがかかります。無理せず、自分流に素直なのが一番でしょう。

その自分流を、どうか恥ずかしがらずに、設計者に伝えて下さい。