ユニット

日本のプレハブ住宅第一号  ダイワハウスのミゼットハウス
日本のプレハブ住宅第一号  ダイワハウスのミゼットハウス

最近、我が家の近所でも住宅の着工が増えています。駅に向かう途中でも1件の住宅が工事をしていますが、その工事の早さに驚きました。通常の35坪程度の2階建て住宅ですが、私の感覚では最低でも4~5ヶ月はかかる計算です。ところがその住宅はほんの3ヶ月程度で完成してしまったのです。わずか90日程度の工期は、驚異です。

 

その住宅は、某有名住宅メーカーの鉄骨プレハブ住宅で、日本では第2位の規模の会社です。基礎が1週間~10日程度で完成し、ある朝大きなクレーン車が来てるな、と思ったら、2~3日で躯体は出来上がっていました。その後は足場が建ち、ネットが張られていたので分かりませんでしたが、2ヶ月もしないで足場が外されていました。そしてそれから半月もしないで完成です。

中の間取りや造作は分かりませんが、とにかく外壁や屋根の完成までが、ものすごい早さです。

 

モジュールの話をしましたが、このメーカーでも間違いなく決まったモジュールを使っているはずです。そのモジュールに合わせて設計されているので、外壁などがピッタリと割り付けられているのだと思います。

更に、モジュールを元に工場で決まった寸法で外壁や屋根、窓などの部品があらかじめ組立てられているのだと思います。そうしたパーツをユニットと呼んでいます。ユニットで作ることが出来れば工場生産が可能になるので、現場での工期が短くなり、精度も上がります。その代わり、間取りの自由は制限されてしまいます。

それが、プレハブ住宅の正体です。

 

ユニットが大きければ大きいほど現場でお工事は簡単になりますが、間取りの自由度は制限されます。逆に小さければ自由度は大きくなりますが、工期は長くなります。なので、モジュールとユニットの大きさは、プレハブ住宅の命運を分ける数字になります。

プレハブ住宅は欧米で開発されたものですが、今や日本がその生産性、品質、精度などにおいて世界のトップとなっています。二つとして同じ間取りがないと言われるプレハブ住宅を、これだけ短い工事期間で完成させてしまうのですから、その技術には驚きます。

 

木造の在来工法なら、約6ヶ月は普通で、コンクリート住宅なら1年も当り前です。ユニット化されたプレハブ住宅の力量を改めて見せつけられた思いです。