ハンドメイド2

正確で安定した産業用ロボット  プレハブ住宅もこのイメージが理想です
正確で安定した産業用ロボット  プレハブ住宅もこのイメージが理想です

注文住宅とプレハブ住宅には、大きく二つの違いがあります。

 

一つ目は自由度です。この自由度には、間取りの自由度と外観の自由度、形の自由度などたくさんの自由度が隠されています。間取りは先日話した、モジュールやユニットに関係した事が背景にあり、決まった寸法でないと動かせない事が多くあります。例えば、建物の大きさをあと20cm広げたい、と思っても、モジュールやユニットの大きさが30cmピッチでしか動かせないと諦めるしかありません。また、外観は住宅会社などの看板でもありポリシーなどもあるので、決まったスタイルの決まった色の中からしか選べない事が多くあります。その他にも色々と自由を拘束するルールがありますが、それが量産化の為の工場生産の宿命です。

 

二つ目は設計力です。これは設計者の知識や経験の意味もありますし、一件の設計にかける事の出来る時間配分もあります。プレハブ住宅の大きな価値の一つに、現場での専門性を不要にする、という重要事項があります。専門職や高度な技術職を持った人が育つには時間がかかり、しかもその人数には限りがあります。加えて、そうした人達の給料は高く付きます。なので、量産して価格を下げる、というプレハブの意味に反することになります。必然的に、そうした人材はその業界には存在しません。なので、当然ながら簡単な作業での設計、施工にならざるを得ません。加えて、技術職は少ないので、一人の担当する物件数は多くなり、設計という作業には時間を割くことは出来なくなります。

 

この大きく二つが、プレハブ住宅の特性であり、だからこそ安価に安定した生産が可能なのです。

この逆を望むなら、個別設計の注文住宅に依頼するしかありません。但し先日のブログで書いたように、ハンドメイドなのでどうしても高価になります。設計にも設計料が発生し、施工業者も手間と人材を割きながら時間をかけて作るので、高価になるのは仕方がありません。

 

尤も、ハンドメイドの注文住宅でも設計力のない会社もあります。大きな会社に限らず、小さな工務店などがその区分けに入ります。注文通りには作ってくれるでしょうが、住みやすい家にはならない危険性があります。

手作りは難しいです。良い出会いになるかどうか、神のみぞ知る、です。