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きれいに整理されたアムステルダムの市街
きれいに整理されたアムステルダムの市街

 The term ‘‘high-rise’’ has special meaning in Amsterdam. The city government considers any building taller than 30 meters to be a high-rise.

オランダの首都アムステルダムでの話題です。アムステルダムでは、「超高層建築」は特別な意味があるそうです。市では、ビルの高さを最低でも30mにしようとしている、と書いています。

最高高さ制限というのは、日本では普通に見られます。住宅街では10mが普通で、幹線道路沿いでは20m以下や30m以下、その他道路斜線制限や天空率など、様々な方法で高さを制限しています。なのに、アムステルダムでは30m以上の高さでないと建てられない、という基準を作ろうというのですから驚きです。

 

To preserve that small scale in a place that now has almost 800,000 residents and expects roughly 35,000 more by 2020.

理由はここにあります。現在は800,000戸の住戸があるが、2020年までには更に35,000戸を増やす予定である。という市長の発言がありました。つまり、住宅不足を高層住宅のアパートで解決させようという、積極的な活動の様です。

 that small scale in a place  と市長が言っているように、アムステルダムは決して広い都市ではありません。面積166km2で人口82万人、東京23区は623km2で人口9,000万人ですから面積は1/4という事になります。尤も、人口は1/100以下なので相当な余裕ですが。その狭い都市で多くの住民が生活できるように、超高層住宅の建設を促進させている、というのが背景にあるようです。

 

アパートの価格は平均44万円/m2なので、東京の約半額です。で面積は150m2程のアパートなので、約6,600万円になります。日本のように90m2程度のマンションが8000万円というのと比較するとうらやましい限りです。それを、どの様な政策で住民に提供しているかは書いてないので分かりません。でも、明らかな積極的な姿勢は感じます。

 

でも、30mと言うと概ね9階建てです。アムステルダムにある最も高いビルは35階建て、135mの事務所ビルだそうです。なので、実は日本で言う超高層建築ではなく、ごく普通の中層から高層の建物です。あまり高い建物は好まず、中層建築で都市を統一させようという都市計画だとう事がわかります。

長い都市形成の歴史の上にたどり着いた、オランダなりの街作りですが、学ぶべきものを感じます。