表面リフォーム

有名なジオラマ風写真  本物の建物写真が模型のように見えています
有名なジオラマ風写真  本物の建物写真が模型のように見えています

女子学生がよくプリクラを持っています。最近では印刷ではなく、スマホで保存できるらしく、無数の写真を保存している娘も沢山見掛けます。で、驚くのはその写真技術です。実物とは大違い(失礼)なほどにきれいにかわいく写っているのでビックリします。目が大きく、顔が小さく、肌はツヤツヤで、まさにカワイイ系のモデルのように写っているので、思わず、これは誰? なんて聞いてひんしゅくを買ったりしてしまいます。話によると、撮った写真をデジタル加工しているとのことで、目だけをパッチリとか、顔を細くとか、部分での修正が可能だそうで、それじゃあ本人と見間違えるのもしょうがないとも思ってしまいます。

 

私も写真のデジタル加工は良く行います。現況の敷地写真に、模型写真を貼り付けて完成予想図にしたり、写真に入ってしまったじゃまな物を消したり、全体を明るくとかコントラストを強くとか、パソコン上で多くの処理をしています。中でも一番多いのは、広域で撮った写真の、部分だけをトリミングし、見せたいところだけにする事です。そうすると回りの余計な物が全て排除されて、全く違った雰囲気の写真になったりします。

 

実はこの技法、多くの建築写真やインテリア写真で、日常的に使われている方法です。見せたくない物、邪魔な物は全てカットしてモデルハウスのような写真にしたり、きちんと整理整頓された部屋になったり、ひどいのになると修正して実物より綺麗になってしまったりしています。デジタル技術の進歩のたまものですが、読者はそれが真実だと思っているのですから、罪な技術とも言えます。

 

写真は、表面しか写りませんし、更にこの様に加工されたりもしてます。内部はボロボロで、見えないところは手抜き工事でも、写真は何も伝えてくれません。正に見栄えだけ良くした、プリクラ写真の様なものです。

また、多くのリフォーム工事もその様に行われています。マンションをリフォームして販売する、なんて時には正にこの状態で、見た目だけ綺麗にし、見えないところは費用がかさむので一切いじらない、何てことが日常的にまかり通っています。実際には、リフォームで大切なのは見えないところの確認と修復なのですが・・・・・

 

市場に出まわるリフォーム価格の多くが、このなで回しただけ価格です。あんなに安くできる訳がありません。

写真もリフォームも、迂闊に信じると、後でガッカリ、という事が多いので、ご用心です。