遮音性能

低周波というのは耳に聞こえる限界の低い音で、様々な不快感を起こさせます
低周波というのは耳に聞こえる限界の低い音で、様々な不快感を起こさせます

小倉ではアパート暮らしです。結婚後数年でマンションを購入し、以後ずっとマンション暮らしだったので、通常のアパートでの生活というのは30年ぶりです。

 

ここで住んでいるアパートは、鉄骨2階建てのどこにでもある普通のアパートです。1LDKで、単身赴任の私には十分です。でも驚いたのは、こんな普通のアパートなのに、浴室乾燥機、ウォシュレット、クローゼット、ガスコンロ、エアコンまで全て備えていることです。駐車場は目の前で、築7年でしたが、内装等はやり変えているので、新築並みです。これら全てに驚きました。これが北九州の常識なのか、アパートとしての常識なのかは分かりませんが、驚くほどに便利なアパートです。

 

でもやはり鉄骨ALCのアパートとマンションの違いは、如実に現れていました。遮音性能です。隣室や上階の音が聞こえる、という遮音性能ではありません。設備の機械音が伝わってくるのです。

例えば、一番の悩みの種は、24時間換気や浴室乾燥機の換気扇の振動音です。自分の部屋の音ではなく、隣室の換気扇の振動音が低い低周波振動となって伝わってきて、特に夜に隣室で乾燥機を使われると、ずっとブーンという低い振動音が鳴り続けます。これにはまいりました。換気扇のモーターの振動音だと思いますが、構造材などを介して伝わってくるので、防ぎようがありません。

 

夜の洗濯機の音も低く響いてきます。でも話し声などは全く伝わってきません。

この辺りが、鉄骨や木造のアパートの欠点でしょう。素材の密度が低いので、固体振動音という、構造材などを伝わって来る音が減衰しないのです。それがコンクリートみたいな密度の大きい素材だと、比較的防ぐことが出来ます。でももちろん、コンクリート製は高価なものになってしまいます。

 

その意味では、鉄骨造にレンガや石で壁を作るというヨーロッパの工法は、理にかなっていると言えるでしょう。そんなことを、久しぶりのアパート暮らしで、強く感じました。

何事も、経験しないと、分からないものです。