オール電化

イタリアも高いですが、日本も高い電気料金
イタリアも高いですが、日本も高い電気料金

未来の住宅の姿というと、どうしてもオール電化の住宅を思い浮かべます。火は使わず、コンピューターで管理された空調設備と照明設備、外からコントロールできる家電品類、半自動化された調理器具などなど、電気による安全でコントロールされた居住環境と設備類は、誰しもが未来像として感じると思います。実際、ガスなどで火を使う場合は人が不在なのは危険ですし、室内環境を汚す危険も高いです。その意味では、電気は未来型のエネルギーです。

 

現代でも既にオール電化住宅は存在しています。ガスに頼る率の高い給湯器は、深夜電力温水器を使い、調理器具にはIHクッキングヒーターを使います。暖房はエアコンやパネルラジエーター、電気床暖房などで行い、冷房はもちろんエアコンです。深夜電力温水器は、電気料金の安い深夜に300リットル程度の90℃のお湯を沸かしておき、日中にそれを使う仕組みです。安定したお湯の供給が可能で、お風呂の追炊きもできますし、万一日中にお湯が不足しそうになると、自動的にお湯を足してくれます。IHクッキングヒーターの最大の特徴は、調理による熱の放出がないことと、空気を汚さないことです。ガラストップの表面は清潔で、火力は申し分ありません。

 

多くの住宅設備機器が電化されており、オール電化のハードルは低く、日常的でもあります。でも今一歩浸透しない理由に、電気料金の高い事があります。これでアメリカ並に電気料金が安価ならば、何の問題もないのですが、アメリカの倍以上している電気料金ではなかなか踏み込めません。でも、住宅設備のIT化を進めて、安全で快適な住宅を目指すには、電化は必須です。家の中で火を燃やしている以上、火災と空気汚染の両方の危険はずっとつきまといます。なので、ガスや石油は発電に使い、直接の熱源とすることから離れなければいけません。

 

原発の安全性が疑問視され、化石燃料の価格も上昇しています。ソーラー発電や風力発電などは効率が低すぎて、メインの発電方式には成り得ないです。方向としては電化の方向なのでしょうが、正直な所、未来が見えてきません。

私の生きている内には解決の見込みは無いですが、せめて50年先には電化の道を進めるような環境になって欲しいものです。