過疎の現実

時刻表
時刻表

関門トンネルを抜けて、山口に行ってきました。目的地に行くまでに、かなりのローカル線に乗りましたが、1両編成の鉄道に乗ったのは久しぶりです。しかも、時刻表を見て驚きました、日中になると、1時間半に一本しか走っていなかったのです。平行するバスもなく、乗った列車には高校生らしき生徒もかなり居ましたが、相当に不便でしょう。

 

沿線を見ても住宅はまばらです。でもそれなりに散在はしています。通勤、通学、買い物はどうなるのか、と人ごとながら心配になります。尋ねた先は大学ですが、そこの学生は通学には列車は使わないそうです。大学の近所にアパートを借り、移動する時は全て自転車だそうです。バスの便を聞いても答えられませんでした。遊ぶ場所もないので、勉強に集中するには良いのかもしれませんが、何となく隔離されているような印象です。

 

北九州でも同じですが、多くの人が移動手段として車を使います。バス便が少なく、電車の路線も少ないので、車に頼らざるを得ません。車なら10分でもバスだと本数が少ないので時間通りに動けず、30分から1時間もかかってしまうことも。例えば東京や横浜時代には、目的地に5分や10分の精度で着きましたが、こちらでは30分前に着いてしまうことが普通です。なので、車がかかせないのです。

 

北九州でさえそうなのですから、あの山口のローカル線沿線では、車しか移動手段は無いでしょう。もしかしたら、学校まで来るまで送り迎えが必要かもしれません。

住宅の環境には、気候、騒音、空気環境、公共施設の利便さ、学校・病院の近さ、買い物の利便さ、通勤通学の距離などなどたくさんの要素があり、無数の条件が重なり合って地価も決まっていますが、それ以外に、会社帰りにちょっと一杯、ができないお父さん達がたくさん居ることを、改めて知りました。

 

人口の都市集中と地方の過疎化は、今後も更に大きな社会問題となってのしかかってきそうです。