木陰

ハワイのモンキーポッドの木
ハワイのモンキーポッドの木

宮崎出身の学生と木陰の話をしていました。宮崎は、太平洋高気圧の南風が直接吹き込み、非常に暑いことで有名です。また、今日もそうですが、大雨が降り台風の直撃をくらうことでも有名です。夏の日中は40℃近くになり、外で遊んだり出歩いたりすることもなく、夏の直射日光を避けるように工夫しているそうです。

 

その一方で、夕方から夜になると真夏でも海風が吹き、涼しくなるそうです。そのため、夕方ぐらいから人々は活動を開始し、多くのビアガーデンで涼みながら一杯飲むのが習慣だそうです。家の中も昼間は2階は暑くてたまらなくなるそうですが、夜になると風が通り、エアコンが無くても十分寝られるとのことで、何か、東京などの環境よりずっと快適そうな印象です。これは沖縄の学生も言っていました。昼間は暑いが、夜は涼しい風が吹いているそうです。

つまり、これが自然なのでしょう。海に囲まれた日本は、多くの地域で海風が吹き、夜は涼しくなるものなのでしょう。

 

そんな宮崎でみんなに好まれているのが、木陰だそうです。エアコンのきいた室内はかえって寒すぎ、外との温度差が激しすぎて体調を壊す原因になるそうで、それよりは、木陰が涼しくてちょうど良いのだそうです。夕立も木陰でやり過ごし、暑い日射しも遮られる。しかも昼間の山風、夕方からの海風が通るので、子供の遊び場でもあり、人々の立ち話の場にもなっているそうです。

 

日立の宣伝で有名なハワイの木、この木なんの木、の歌詞で歌われていますが、カピオラニ公園などでたくさん見ることができます。あんな木がもし宮崎の市街地のあちこちにあったら、きっとみんな大喜びで、昼間は子供達が遊び回り、夕方からはすぐにビールで乾杯が始まりそうです。しかも、冬には木の枝が寒い風を遮ってくれそうですし。

 

東京などの大都市の木陰は、全く涼しくありません。周囲のアスファルトやコンクリートが焼けていて、その輻射熱が襲ってくるからです。でも、東京より南国の宮崎では、木陰は憩いの場になっている。住宅の中も同じですが、やはり、木陰の涼しさが住宅でも表現できたら、どんなにか快適な家になるのでしょう。

結局は、舗装道路とコンクリート製のビルが、居住環境を大きく狂わしているのでしょう。