損な話

ヒートアイランド現象
ヒートアイランド現象

7月の下旬から今日まで、九州ではほとんど晴れた日がありません。二つの台風が順繰りとやってきたのと、いつまでも雨雲が途切れないために、断続的に雨が降り続いています。それも、時にはどしゃぶりになって、道路が冠水するほどです。幸いに風はそれほど強くは吹いていません。ただ、雨がずっと続いているだけです。

 

こうなると家の中は湿気でベトベトです。私の安いアパートは床が全てビニール製の床材なので、裸足で歩くと、いつもペタペタと音がしています。壁や天井はビニールクロスで、建具も新建材ですので、全く調湿機能が無いためでしょう。床が常に湿気った感じです。

 

コルクの床材は、こんな季節にも効果を発揮します。天然木で空気を貯えているので、調湿機能があります。どんなに湿気った気候でも床はサラッとしています。フローリングは表面をウレタン塗装しているので調湿機能が死んでいますが、コルクは大丈夫です。更に、壁が漆喰やケイ藻土だったりしたら更に快適です。壁も湿気を吸収してくれますので、部屋全体が爽やかになります。結局、建材の耐久性を高め、キズや汚れが付かないようにした建材は、鉄やビニールの板と同じ性質になってしまっているので、自然な呼吸が殺されてしまっているわけです。

 

これは、都市全体がコンクリートとアスファルトで覆われている事も同じ状態です。水や熱が適度に吸収されれば快適なはずなのですが、全て反射するか表面を流しているだけです。土や木、草花があれば緩和される気候も、全く緩和されず、そのまま人体に跳ね返して来ますので。

 

同じ気候でも、昔の方がきっと過ごしやすかったのでしょう。

人工的な環境は24時間快適な空間を作り出せますが、このようなしっぺ返しもしてきます。何のことはない、人工環境を維持する経済力のある人だけが快適で、実は大多数の一般人は、そのしっぺ返しの中で生きているだけなのかもしれません。