竹富島の住宅6

比較的多く見掛ける種類のシーサの顔ー
比較的多く見掛ける種類のシーサの顔ー

沖縄の住宅というと、屋根の上のシーサーを思い浮かべます。実際、竹富の全ての住宅の屋根にシーサーが乗っています。特に、竹富の住宅は全て平屋なので、シーサーはとても良く見えます。でも、良く見比べてみると、同じ顔のシーサーは全くないことに気が付きます。

 

そもそもシーサーというのは、魔除けだとされています。ヒンプンのある正面側の屋根の中央に乗り、入ってくる人達を睨みつけるような感じで乗っています。狛犬にも見えるし、鬼にも見えます。ライオンみたいな顔もあるし、どこかのおじさんみたいな感じもします。怖い顔ばかりではありません。愛嬌のある顔もあるし、どことなく微笑んでいる感じの顔もあります。魔除けなのに、優しすぎない?って、ちょっと心配にもなります。

 

シーサーは、屋根瓦と同じ土でできていて、基本的に赤茶色です。作っているのは、屋根瓦を作る職人だったり、屋根を葺く職人だったりします。屋根を全面的に葺き替えたり、新築したりした時に、その都度一品生産し、瓦と一緒に焼くそうです。なので、顔は作った人や、注文した人の好みで決まっているのです。

顔だけでなく、胴体のあるシーサーもあり、座っているばかりでなく、横向きで立っているシーサーもあります。

おみやげ屋さんにもたくさんの置物が売られています。でも、おみやげのシーサーはさすがにかわいすぎです。いくらなんでも、あそこまでかわいい魔除けは無いでしょう。

 

現在、竹富島には瓦を焼く窯は無いそうです。全て石垣島で作られているそうです。土も、石垣の土です。

沖縄本島でも、たくさんのシーサーを見掛けます。でも、竹富のシーサーとは違っています。何がかというと、おそらく粘土細工の手作りと、型押しの機械生産の違いでしょう。竹富の方が立体感が圧倒的にあります。

赤瓦の上にあって始めて見栄えのするシーサーです。これからも長く竹富の家を守っていくのでしょう。