ログハウス4

2階建てのログハウスが多いですが、2階は屋根裏部屋である事が多いです。理由は簡単。ログハウスはシンプルな平面が多いため、建物の形が単純な四角形である事が多くなります。そこに大きな屋根を架けると、自然と大きな屋根裏が出来る事になります。そこを使って2階を作れば合理的、という訳です。


元々、欧米の住宅には屋根裏部屋は付き物です。日本のような高さに関する制限や大きさに関する制限が無いので、大きな屋根をダイナミックに載せて、その中に必ず屋根裏部屋を作り、物置や子供部屋やホビールームなどになったりします。斜めになった低い天井は、人を落ち着かせる効果があり、寝転がりながら天井の木の節穴を見たりして楽しめます。その屋根裏部屋が、輸入住宅であるログハウスでは、そのまま平面計画としても輸入されています。


日本でもロフトという屋根裏部屋が有名ですが、ロフトは建築基準法上では収納であって居室ではありません。でもログハウスの屋根裏部屋は、正真正銘の部屋です。天井も一部ドーマーという形で押し上げて、部分的にしろ天井を高くしています。なので、屋根裏とはいえ、十分且つ立派な部屋として使える様になっています。でも、外から見た外観は平屋建てです。


屋根の小屋組や屋根の仕上げ材などがそのまま見えて、しかも斜めの天井で、部屋の端の方は低くなっています。全体が木の無垢材で出来上がっているので、天井の仕上げもやはり木になります。山小屋やスキー場のロッヂみたいで、そんな印象も、その空間を落ち着かせているのでしょう。現代人の生活にとっては、非日常的な空間ですから。


住宅の内部も、会社や事務所、学校やホテルなどと同じ様な四角い白い空間であることが多い現代ですが、この様な非日常的な空間は、結構贅沢な経験であるかもしれません。少なくとも都市部では困難な住宅ですから、その意味では、田舎や郊外ならではの特権でもあります。そんな特権を、十分に使いたいと思っています。