ログハウス5

在来工法やツーバイフォー工法などが日本では主流で、多く行われている建築工法です。と言っても、90%程度は在来工法で、ツーバイフォーはまだほんの一部ですが。ログハウスは丸太組工法という分類に入りますが、もちろん極わずかな棟数しか建っていません。日本ではとても珍しい建物になります。でも、その割には、名前だけは売れています。


ログハウスの本場は、何と言ってもカナダです。カナダの伝統的住宅工法と言っても良いと思います。他にも北欧、特にフィンランドが有名です。どちらも、森林が豊富で、大木が入手し易い国です。なので丸太をそのまま組み上げる工法が進化したのでしょう。でも同じ森林が豊富でも、東南アジアではほとんど見られない工法です。一部ベトナムの山間部で見た事がある程度です。


ログハウスが北部で好まれるのは、その断熱性能の高さにあります。なにしろ丸太ですから、断熱性能は半端ではありません。窓の断熱性能だけ考慮すれば、薪ストーブ一台で、家中が暖かくなるでしょう。そのために特に北欧では、木製サッシが多く使われています。窓枠も木にして、更にガラスも二重や三重ガラスにします。そのために窓の断熱性能が格段に高くなり、しかも結露がなくなります。


極めてエコで、しかも合理的な建て方です。でも南国では不要な建て方です。

日本では、さてどうでしょう。

まず断熱性能は、しこたま断熱材を詰め込んだ工法よりは優れているでしょう。でも、窓は小さめになります。また、大きい建物にはあまり向きません。形が複雑なのも困難です。そして、防火性能を求められると、それも適合しない事があります。


広々とした開放的な土地にゆったりと建てる、そんなのが、ログハウスの魅力なので、日本向きではないかもしれません。