里山の暮らし1

60年間生まれ育った都会を出て、ここ福岡県宗像市に引っ越して半年が経ちました。現在の家族は、妻と犬の二人と一匹での質素な生活です。

大都会の東京、横浜とはおよそかけ離れたここ宗像での生活は、人の暮らしの本質を教えてくれます。

 

宗像というのは、「ムナカタ」と読みます。最近は、沖の島や宗像大社などが世界遺産に登録すると言って、少し世間に知られて来たかもしれません。でも、そんな騒ぎはどこ吹く風。私が住む曲(マガリと読みます)の地は、昔も今も変わらない、静かな里山です。

 

私自身は、東京生まれで、25歳で結婚してからはずっと横浜で暮らしてきました。勤務地は、横浜、厚木、新宿、渋谷、日比谷と移動していますが、住まいは変わっていないし、仕事もずっと都会中心です。自身の設計物件も東京と神奈川に集中しています。当然、毎日の様に通勤電車に揺られ、激しい混雑の道路や首都高速を運転してきました。

 

そんな私ですが、脱サラで大学教授を目指した50歳から、終の住処は横浜ではなく、もっと自然豊かな穏やかな場所にしたいと思い始めたのです。

当初は、北海道の札幌周辺や長野の高原、伊豆の海辺などを思い描いていましたが、いつからか、九州を夢見る様になったのです。海が近く、魚が美味しい。しかも土地が豊かで、教育にも熱心な土地柄。自然と、大学も九州で探し始めました。

 

そして、2015年8月から暮らし始めたのが、この里山、福岡県宗像市でした。

幸運な事に、正に、私の理想の場所でした。